moyotanのブログ

70を前にして、ふと・・・感じていることを・・・

お題「海苔」でした。NHK俳句

今朝のNHK俳句は、テーマがは「海苔」でした。

 

私は幼い頃、そう、幼稚園前くらいだったでしょうか?

野菜の歯応えが嫌いで、焼き海苔をお醤油につけてのご飯だけしか受け付けない子供でした。

 

9歳上の姉は、学校での覚えたての栄養知識であろうか?

 

野菜、例えばその頃、私も観ていたTVの「ポパイ」に関連づけて

 

「ほうれん草にはビタミンAが多くて、あんたはほうれん草を食べないから、トリ目になるよ」とか・・・

 

内容は忘れてしまいましたが、

 

他にもいっぱい脅かされた記憶があります。

 

その脅しのせいで、

私は長ーい間、栄養が足りなくて、恐ろしい病気になるんだという不安を抱えて生きていました。

 

その脅しと不安のおかげで、かどうかはわかりませんが、

小学校を卒業する頃には、野菜のほとんどは食べれるようにはなっていました。

 

が・・・

 

大人になって、野菜を味わえるようになるまでは、

 

病気になるかもしれないという不安を振り払うために、野菜を摂取していたような気がします。

 

母が働いていたので、中学・高校の昼食は

購買部で売っているパンや自分で作るお弁当でした。

 

好んで野菜を取っていなかった私なので、

自分で作るお弁当のおかずは茶色いものばかりでした。

それでも必ず、二段に海苔を敷き詰めていましたね。

 

と野菜嫌いの話をしようと思っているのでなく、

 

今朝の俳句の「海苔」というお題に触発されて

 

私がいかに海苔好きかを今朝の俳句を詠みながら、述べるための前置きです。

 

 

番組冒頭

『磯辺巻き母に内緒で海苔2枚』

これはゲストのテリー伊藤さんの句です。

 

思わず「わかる!」うんうん。

お餅の食べ方でも、「磯辺巻き」は王様ですよね。

私は、食べているうちに海苔を足していくので、一個のお餅を食べるのに、小片でいうと4枚、大きい海苔だと半枚は確実に使って食べます。テリーさんより多いです。

 

 

特選に選ばれていた句を紹介します。

順番は私のお好みです。

 

 

1番目

『透かし見る海苔のみどりや朝ご飯』

ワオ、この光景こそが、私の幼い頃の朝ご飯です。

 

2番目

『海苔の端をちりつと火の粉浮かびけり』

 

兄や姉は目玉焼きなどを朝ご飯に食べていましたが、

幼いながら、用意された物と違う物を食べるのだからと、海苔を自分で焼いて用意していました。・・・ガスコンロに網を乗せ、海苔を焼いていて、

火が海苔の端を焦がすことがあるんですよね。

そう、最近は焼き海苔を買っちゃうし、

コンロはIHだし・・・こんな光景は無くなってしまいました。

 

 

3番目

『板海苔の黒曜石のひかりかな』

あーーー美味しそうな海苔!

 

4番目

有明の海苔ぞ厚かぞ濃ゆかぞと』

 

例年、海苔の不作が報じられていますね。

私は海苔の消費量が多いので、若干お安かったり、きず海苔を買っているんですが・・・時折頂き物で有明の海苔を食べると・・・そりゃー厚み、味の濃さを感じますね。

あー、食べたい!

 

5番目

『海苔汁をふはりふはりと飲みにけり』

 

焼き海苔が一番好きですが、

「海苔」という言葉を見つけただけで、買いたくなってしまいます。

 

というわけで、乾燥岩海苔などもよく買います。

汁にふわふわ浮いている海苔を箸で掬っては「海苔だ」と呟いていただいています。

 

 

6番目

『岩海苔を千歳掻き取る丹後かな』

 

丹後の岩海苔は美味しいらしいですね。

極寒の日本海の岩海苔を掻き取る作業がずーっと昔から行われていたんですね。

 

7番目

『一駅を海苔棚の海見て歩く』

こんな風景を見ながら、歩いてみたいものですね。

 

 

8番目

『海もまた痩せてゆくなり流れ海苔』

万物の摂理を感じさせられます。

 

9番目

『海苔干すや海を嫌いになどなれぬ』

 

作者が石巻の方だそうで、

何度詠んでも胸が締めつけられますが、生まれてこのかた海と共に生きてきたからこそ・・・の句ですね。

 

以上、

食べる海苔が好きだと、

俳句に書かれている海苔も好きということで、

今朝の「NHK俳句」で詠まれていた俳句を紹介しました。

 

余談ですが、

福岡出身の友人に、

「熱いご飯と明太子に海苔を巻いて食べるのが最高」と言うと、

 

友人は「海苔なんて巻いちゃ、明太子が勿体無い。熱いご飯と明太子だけでいいんだ」と言われ、

悲しい気持ちになった覚えがあります。

 

今でも、私は

福岡土産で明太子を買ってくると、ご飯と海苔を用意しています。

 

今日もありがとうございました。

 

 

 

深夜放送・パーソナリティー

TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」という番組と

文化放送の「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」という番組

土井善晴の「料理を哲学する」などを

Spotifyポッドキャストをダウンロードして聴いています。

 

たまに、星野源の「オールナイトニッポン」や

各種エンタメを解剖する「無限まやかし」という番組も

ダウンロードして

車やトレーニング中に聴いています。

 

特に楽しみにしているのは

安住紳一郎の日曜天国」です。

 

パーソナリティーの安住さんは

誰もが知っていて、テレビでも大活躍のアナウンサーですが、

日曜のラジオ番組までやっているとは最近まで知りませんでした。

 

知ってからというもの、

過去の放送もポッドキャストで聴くことができるので嬉しい限りです。

 

 

彼の放送は、大昔浸っていた深夜放送のパーソナリティーの語り口調や内容や「お便り」を彷彿とさせるものです。

 

 

<私と深夜放送>

オールナイトニッポンパックインミュージック・セイヤング

 

私が中学生の頃、すぐ上の兄の影響で、深夜放送にどっぷり浸りました。

 

はじめは、今でも続く「オールナイトニッポン」という番組でした。

 

あの頃のオールナイトニッポン

ニッポン放送のアナウンサーが、曜日ごとに担当していました。

 

アナウンサーといえども、それぞれ特徴があって・・・ファンも分かれていました。

 

 

私が大好きだったのは、

あの頃、木曜日担当、

「てっちゃん」の愛称、今仁哲夫(いまにてつお)さんです。

 

「今井」ではなく

今と仁義の仁で「いまに」「イマニテツオ」なので、よく覚えています。

てっちゃんこと今仁哲夫さんです。

 

髪の毛が薄かったことを、それを自虐ネタにしていました。

 

女優の内藤洋子さんのファンで、よく放送中に彼女の「白馬のルンナ」という曲をかけていたのを思い出します。

 

 

火曜日担当で音楽中心の糸居五郎さんとは対照的に、

てっちゃんは、お便りの紹介などのおしゃべりが多くて、

とても面白かったんです。

 

 

糸居さんとてっちゃんの間くらいで、

音楽もおしゃべりも・・・というのが

「亀ちゃん」こと亀渕昭信さんでした。

 

※余談ですが、妹さんはゴスペル歌手でボイストレーナー亀渕友香さんです。

 

 

 

そういえば、

亀ちゃんは水曜担当の「アンコウ」こと斉藤安弘さんと

後に、

「カメ&アンコウ」で「水虫の詩」なども歌ったりしていました。

 

 

先ほども触れましたが、

火曜日担当の糸居五郎さんは

音楽のセンスと知識が抜群でした。

 

そうそう、のちにテレビでもよく見ることができた高崎一郎さんもいました。

 

 

何やら、各曜日を担当していた面々を思い出してきましたよ。

 

どんどん、脳も活性化してきました。

 

 

浅草育ちの「日下さん」という友人と

放送を聞いた翌日は、オールナイトニッポンの話で盛り上がっていました。

 

深夜放送の影響でしょうか?授業中の居眠りを覚えたのもこの頃でした。

 

そして、大好きなフォークソングを知る機会になったことは確かです。

 

「なんだこりゃー」と大きな衝撃を社会に与えたフォーククルセダーズの「帰って来たヨッパライ」を

世間に知らしめたのも深夜放送でした。

 

 

やがて・・・

 

私は

オールナイトニッポンから、

 

TBSの「パックインミュージック」に乗り替わっていくのですが・・・

 

フォークルメンバーのベースを担当していた北山修さんや

声優の野沢那智さんや白石冬美さんの担当日

確か、

北山修さんは水曜日、野沢さんと白石さんのナチチャコは金曜日でしたが

楽しみで楽しみで・・・でした。

 

あの頃、友人たちには、文化放送の「セイヤング」のファンも多くいました。

 

すぐ上の兄は、落合恵子さんや加藤諦三(たいぞう)さんが好きでした。

 

というように、各放送局のお好み、今で言う「推し」のパーソナリティの放送を渡り歩いていたようでしたね。

 

 

そして今、年下の安住さんの放送を笑いながら聴いています。

 

あの頃の笑いやパーソナリティの顔を思い出しながら、

読まれるメッセージに、あの頃の「ハガキ」を思い出しています。

楽しいこと、大失敗、これも詐欺?いろいろ・・

確か先週の日曜は暖かな日だったような?

その後、急に・・・

まあ天気予報では「冷え込む」とか「雪」予報は出ていたものの・・・

週の中盤に、冷え込んで、雪・・・

少し暖かさを感じた時もあったけど、やはり、今日も太陽は見れずに寒い鹿児島です。

 

 

今週の独り言は・・・

 

・久々の洋裁でウエスタンシャツを作りましたが・・・

 

これは旦那さんの趣味(スクウェアダンス)で、チームの人とお揃いの生地でコスチュームを作るというものでした。

 

女性はギャザースカートのワンピース、

男性はウエスタンシャツだったので、

今回は型紙をネットで仕入れて、私が作りました。

 

ミシンもメルカリで中古のちょっといいものを買ってあったので、久々の洋裁を楽しみました。

 

旦那さんのシャツの他、You Tubeで観た

「100均の手拭いで作る幼児の甚平さん」も作りました。

 

これは鎌倉に住む孫ちゃんに送るつもりです。

お祭りで着てもいいし、夏の普段着や寝巻きにでも着てもらえたらいいんだけど・・・ズボンと合わせて5枚の手拭い550円の材料費では安すぎるかしら?プレゼントには・・・

 

 

・大失敗

 

売店の販売員のアルバイトでの大失敗です。

伝票に価格表を見ながら数字を書き込みました。

 

それでも、価格表の表示が私には分かりにくかったので、

価格表の単価などを眺めて、

「あーだ」「こーだ」と思い巡らしているうちに「間違いだ」と思いました。

 

何度も反芻して、「間違いだ」ということで

伝票の訂正の仕方として・・・

二重線で訂正印・・・新たに数字を書き込み・・・・

「これで正しくできた」とホッとしました。

 

それでも数分間、なぜか、価格表をズーッと眺めていました。

そうしたら、「間違い」と思ったことが「間違いだった」と気づきました。

 

他のスタッフにも確認をして、無事に訂正の訂正を完了させました。

 

が・・・元々私の字は大きいのと、

何度も書き加えた数字と二重線と訂正印

とんでもなくごちゃごちゃの伝票になってしまったのです。

我ながら「汚ったない」と思いました。

 

 

会計の伝票は修正ペンも使えないし・・・

パソコンのようにリセットしたーいと心の中で叫んでいました。

 

その伝票は自分の部署以外への複写もあって・・・

あの人も、この人もこれを見て・・・と呆れる顔が思い浮かびました。

 

 

 

 

・その夜

 

iPadでネット検索をしていて

突然、警告の画面が出て

追い立てるような警告音と「アップルサポートに連絡してください」というアナウンスの声がiPadから出てきました。

 

「なんじゃこりゃ!」

画面のX(バツ)印や「キャンセル」という四角をタップしても画面が何度も出てくるし、警告音は止まらないし、アナウンスも繰り返されて・・・恐怖そのものでした。

 

画面にあるアップルサポートに電話をしました。

中国人みたいな変な日本語の早口な男性の声で

 

 

「このサポート受けるには料金がかかります」と言いました。

 

この言葉で

これは詐欺だと分かりました。

 

「なんかおかしいので、考えます。電話を切ります」と言い、電話を切りました。

 

 

隣の友人宅にiPadiPhoneを抱えて駆け込みまいた。

別の番号のアップルサポートに電話をかけ、相談しました。

 

その間、私が電話を切った相手でしょうか?

何度も着信がありましたが、無視しました。

 

アップルのサポーターさんはあっという間に

解決してくれました。本当に感謝!

 

力が抜けました。

 

後でネットでの詐欺をネットで調べてみたら

今回の私の経験したのは「偽警告」というもののようです

 

 

とても真面目なサイトを見ていた時の

突然の画面と警告音とアナウンスだったので、

「まさか」と思いましたが、

 

あるんですね、「まさかという坂」は・・・

 

以前にも書いた

フィッシング詐欺の時もでしたが、

この時は息子にすぐ連絡したわけで、

今回も隣人に駆け込んで

本当の意味で冷静になれました。

 

途中で「変」を感じながらも、他の人と話すことによって冷静さが確固たるものになることを実感します。

 

 

それにしてもですよ・・・タイミングがいいのか悪いのか?

 

2回のこんな詐欺騒ぎの時に

うちの旦那さんは不在でした。

 

こんな1週間でした。

 

明日からまた1週間が始まります。

少なくとも、アルバイト先には迷惑がかからないように、

サボっていた呼吸法で心を整えてから家を出ることにしようと思っています。

 

楽しいこと、大失敗、これも詐欺?いろいろ・・

確か先週の日曜は暖かな日だったような?

その後、急に・・・

まあ天気予報では「冷え込む」とか「雪」予報は出ていたものの・・・

週の中盤に、冷え込んで、雪・・・

少し暖かさを感じた時もあったけど、やはり、今日も太陽は見れずに寒い鹿児島です。

 

 

今週の独り言は・・・

 

・久々の洋裁でウエスタンシャツを作りましたが・・・

 

これは旦那さんの趣味(スクウェアダンス)で、チームの人とお揃いの生地でコスチュームを作るというものでした。

 

女性はギャザースカートのワンピース、

男性はウエスタンシャツだったので、

今回は型紙をネットで仕入れて、私が作りました。

 

ミシンもメルカリで中古のちょっといいものを買ってあったので、久々の洋裁を楽しみました。

 

旦那さんのシャツの他、You Tubeで観た

「100均の手拭いで作る幼児の甚平さん」も作りました。

 

これは鎌倉に住む孫ちゃんに送るつもりです。

お祭りで着てもいいし、夏の普段着や寝巻きにでも着てもらえたらいいんだけど・・・ズボンと合わせて5枚の手拭い550円の材料費では安すぎるかしら?プレゼントには・・・

 

 

・大失敗

 

売店の販売員のアルバイトでの大失敗です。

伝票に価格表を見ながら数字を書き込みました。

 

それでも、価格表の表示が私には分かりにくかったので、

価格表の単価などを眺めて、

「あーだ」「こーだ」と思い巡らしているうちに「間違いだ」と思いました。

 

何度も反芻して、「間違いだ」ということで

伝票の訂正の仕方として・・・

二重線で訂正印・・・新たに数字を書き込み・・・・

「これで正しくできた」とホッとしました。

 

それでも数分間、なぜか、価格表をズーッと眺めていました。

そうしたら、「間違い」と思ったことが「間違いだった」と気づきました。

 

他のスタッフにも確認をして、無事に訂正の訂正を完了させました。

 

が・・・元々私の字は大きいのと、

何度も書き加えた数字と二重線と訂正印

とんでもなくごちゃごちゃの伝票になってしまったのです。

我ながら「汚ったない」と思いました。

 

 

会計の伝票は修正ペンも使えないし・・・

パソコンのようにリセットしたーいと心の中で叫んでいました。

 

その伝票は自分の部署以外への複写もあって・・・

あの人も、この人もこれを見て・・・と呆れる顔が思い浮かびました。

 

 

 

 

・その夜

 

iPadでネット検索をしていて

突然、警告の画面が出て

追い立てるような警告音と「アップルサポートに連絡してください」というアナウンスの声がiPadから出てきました。

 

「なんじゃこりゃ!」

画面のX(バツ)印や「キャンセル」という四角をタップしても画面が何度も出てくるし、警告音は止まらないし、アナウンスも繰り返されて・・・恐怖そのものでした。

 

画面にあるアップルサポートに電話をしました。

中国人みたいな変な日本語の早口な男性の声で

 

 

「このサポート受けるには料金がかかります」と言いました。

 

この言葉で

これは詐欺だと分かりました。

 

「なんかおかしいので、考えます。電話を切ります」と言い、電話を切りました。

 

 

隣の友人宅にiPadiPhoneを抱えて駆け込みまいた。

別の番号のアップルサポートに電話をかけ、相談しました。

 

その間、私が電話を切った相手でしょうか?

何度も着信がありましたが、無視しました。

 

アップルのサポーターさんはあっという間に

解決してくれました。本当に感謝!

 

力が抜けました。

 

後でネットでの詐欺をネットで調べてみたら

今回の私の経験したのは「偽警告」というもののようです

 

 

とても真面目なサイトを見ていた時の

突然の画面と警告音とアナウンスだったので、

「まさか」と思いましたが、

 

あるんですね、「まさかという坂」は・・・

 

以前にも書いた

フィッシング詐欺の時もでしたが、

この時は息子にすぐ連絡したわけで、

今回も隣人に駆け込んで

本当の意味で冷静になれました。

 

途中で「変」を感じながらも、他の人と話すことによって冷静さが確固たるものになることを実感します。

 

 

それにしてもですよ・・・タイミングがいいのか悪いのか?

 

2回のこんな詐欺騒ぎの時に

うちの旦那さんは不在でした。

 

こんな1週間でした。

 

明日からまた1週間が始まります。

少なくとも、アルバイト先には迷惑がかからないように、

サボっていた呼吸法で心を整えてから家を出ることにしようと思っています。

 

時代小説に浸っていて・・・

神田、日本橋池之端、浅草、入谷、吉原、向島、千住、王子、牛込、音羽町、本郷、伝通院、湯島、駒込護国寺、妻恋町、目黒不動高田馬場小伝馬町、板橋宿、

 

 

☆地名

 

これらの地名の数々。

最近親しんでいる時代小説に登場してきます。

 

時代劇が好きで、東京出身の私としても懐かしい地名の数々です。

 

50年前のそれぞれの場所の風景が目に浮かびます。

 

 

山本周五郎さん、池波正太郎さん、司馬遼太郎さんはもちろんですが、

最近ではあさのあつこさん、知野みさきさん、今村翔吾さんなどに、親しんでいます。

 

この1週間は、

池波正太郎さんの梅安シリーズを

オーディブルで一日中聴いていました。

 

☆言葉

 

梅安シリーズの各本の最後に、こんなことが書かれていました。

 

「今日の観点からみると、差別的表現と取られかねない箇所があります。

しかし、作者の意図は決して差別を助長するものではないこと、

作品自体の文学性・芸術性、

また著者がすでに故人という事情に鑑み、

表現の削除や変更は敢えて行わず、

訂本通りの表記としました。読者各位のご賢察をお願いします」と・・・

 

確かに、「だね」と思う箇所はいくつかありました。

 

加えて、「べらんめえ調の江戸弁」なので、

読者にはキツイ印象を持たれそうでした。

 

比較して・・・同じ江戸時代を描いた知野みさきさんの描き方は、

現代人らしく、繊細で配慮いっぱいの表現と感じました。

 

最近、テレビでは制限が多くて自由な表現ができないと話題になっていますが・・・

 

同じ江戸を描いていても、過去と現代では、こんなに違うんだと実感します。

 

もし、今、梅安を題材にしたら、どんな脚本になるんだろう?と思うと・・・寂しい反面、興味津々です。

 

というのも、繊細といえば、

私の好きなドラマもかなり繊細なセリフに満ちていました。

 

私の中でも、ゾンザイでも豪快な表現もマッチする小説も好きだし、

どんな人へも、配慮を怠らない丁寧な表現の脚本も好きだなと、思うのです。

 

 

差別用語云々を考えていたら、

思い出したことがあります。

 

私自身のことです。

 

私は、他県の人が聞いたら「キツイ」という言葉についての認識も全く無いまま育っていました。

 

言葉についても、自覚の無いまま「東京至上主義」でした。

 

社会人になり、今でこそ、あれは差別用語だったと、わかるのですが、

当時はそんな認識もないままで、使ってしまい、

京都出身の先輩に叱られてしまいました。

 

私は幼い頃から江戸弁や茨城弁に接してきて・・・

他県出身の人にとっては「キツイ言葉」だったということを大人になってから、理解したわけです。

 

浅草出身の池波正太郎さんの江戸弁に対して、

 

全国を舞台にする山本周五郎さんの描く時代劇では、

綺麗な言葉を使いたくなったり、背筋が伸びる感じがします。

 

 

 

 

言葉以外ですが・・・

 

☆再び地名・歴史・そのほか

 

池波正太郎さんの作品では

今日の冒頭で触れたような地名がたくさん出てきて、

5・60年前の東京の記憶をくすぐられて、心地よいです。

 

そして、

司馬遼太郎さんの作品は

歴史好きの頭が刺激されて、教科書に出てきた人物以外の人たちに興味がそそられます。

 

 

 

 

今日の独り言は

こんな、感じです。

 

追加ですが・・・

今週は「笑いのカイブツ」と「市子」の2本の映画を観ました。

2本とも主演を含めて、それ以外の演者たちがみんな見事でした。

 

ほかに・・・1年ぶりに洋裁をしていて、旦那の趣味で着るウエスタンシャツを縫っています。

 

 

地元の温泉で出会うご婦人たち

⭐︎温泉♨️で会うご婦人たち

 

車で10分、200円の温泉は、

徒歩でやってくる地元の高齢者にも人気で、日常的に利用されている方も多くいます。

 

10数年前は、110円で入浴できました。

 

 

股関節に問題を抱えていた頃、足の痛みの他、肩こりや腰痛もひどく、

そのケアのためとばかりに朝湯(温泉)に通い始めました。

(朝湯は温泉も綺麗だし、ホントに気持ちがいいのです)

 

足の痛みのために、最低限の家事と決め込んでいたので、

夫婦二人なのに、お風呂洗いは・・・と、

サボりたかったので、・・・夫婦で通い出しました。

 

熱めのお湯が好きな私ですし、お風呂掃除のおサボりの魅力は、大きくて・・・

130円、150円、200円と値上がりがあっても

温泉通いは続きました。

 

少し変わったのは、

その間に、股関節の手術をして、かなり動けるようになったことで、

私にとって温泉は「時折の楽しみ」という目的になってきました。

 

 

10数年間には、

お会いする高齢者の方々も変わりました。

 

当初、

何度か通うと、多くの人と話すようになりました。

大体、行く時間が同じなので、

お会いする人も同じということになり、

親しくなるのも、時間はかかりませんでした。

 

数回の温泉通いで、

背中を流し合うようになりました。

 

こちらがそろそろ身体を洗おうかな?というタイミングで

誰かしらが

私の垢すりタオルを取り上げて、

「背中を流しましょう」背中を擦り始めるんです。

 

「苦手な人だったらどうするの?」と疑問になるかもしれませんが

 

そこが不思議なんですが、

「この人は苦手」という人は近寄ってきませんでした。

 

私にとって、程よい距離感の、程よい世話焼き加減と、程よい世間話が絶妙に絡み合って、むしろ心地よかったのです。

 

洗ってもらうと

「お返し」という気持ちも生まれますが、

私が背中を流すのは5回に1回くらいだったような・・・

 

あちらは元々見返りを求めていないので、

「もう済んだよ」なんて言葉が返ってくることが多くありました。

 

 

近所の方同士は、名前も集落も知っていますが、

私のような「ちょい離れ」はあえて尋ねなければ、

ずーっと名前も住所も知らず、裸のお付き合いのままです。

 

久々に会って「どうしてた?」「元気だった?」と笑顔で喜ぶだけのお付き合いです。

 

稀に、私の手作り服を見て、洋服作りの依頼を受けたこともありましたが、

ほとんどの方とは、温泉だけのお付き合いを何年も続けています。

 

 

何年も通っていると、亡くなられた方、認知症の進行度合いなど、

時間の経過を痛感せざるを得ません。

 

 

その中で、一人、不思議な感覚を持った方がいました。

15歳くらい上のお姉さんでした。

温泉では、私を待ち構えて、背中を流しに、私の洗い場に来てくれました。

 

もしかして「ソウルメイトだったのでは?!」と

今でも思ってしまうほどで、

何も気にせずに、一緒に時間を過ごせる感覚がありました。

 

私が股関節の手術で、温泉をお休みしていた時に

脳梗塞でお亡くなりになしました。

 

 

また、こんな方もいました。

湯船の縁に長い時間腰掛けてジーッと、

否ボーッと?周囲を見ている???そんな90数歳の方です。

 

ジーッとだと意思が含まれているけど・・・

ボーッとだと虚ろな感じがありますね。

そうだな?

その方は、ジーッとボーッとの中間みたいな眼差しで、

浴場の中や人を見ていました。

 

誰彼となく、何やら話しかけることもありますが、

周囲の人はちょっと怪訝そうで

親しく話す人はありませんでした。

 

あとで、噂話を聞きました。

90歳を越えて温泉近くに一人で住んでいて、

認知症らしい、ウンチが浴槽に浮いていたりしたことがあるけど、

この人のせいだろうというのです。

 

この頃、その方は見ません。どうしたのかな?

 

 

そういえば、メンバーも変わったからですかね?今、背中の流し合いは全く無くなりました。

 

 

 

最近のことですが・・・

「清く正しく美しく」を絵に描いたような高齢のご夫人がいます。

 

私もこの方と、脱衣場でも浴場でも、とても親しい感覚でいつも話をしています。

 

そのご夫人Aさんが、洗い場でお隣のBさんとぺちゃくちゃ喋っていました。

 

そのうち、夜中の過ごし方とかトイレに行く中途覚醒とか寝つきについての話題になりました。

 

浴槽には私とBさん。

向こうの洗い場のAさんとBさんが話の続きをしていて、私も頷きながら聞いていました。

 

Bさん「眠剤を飲んでいるんだ」

 

Aさん「あら、眠剤を飲んでいるの?飲まないと眠れないの?私なんて飲まなくてもぐっすりよ。睡眠薬はやめた方がいいわよ」等を

延々と自論を宣い始めました。

 

Bさんは困った顔で私を見ています。

 

わーお!私、ここに加わりたくなーい!と心の中で叫んでいました。

 

かつて不眠気味だった私としては・・・

Bさんの眠剤を飲む気持ちがわかります。

 

80歳をゆうに超えたAさんのぐっすりの方が、

むしろ珍しいのかもなーー???と私は思いながら、

 

Bさんに「飲まないで眠れない方が辛いんですよね?」と

2人の会話に加わってしまいました。

 

Bさんは頷いていますが・・・

ただAさんに口答えしても無駄だと承知しているようで、黙っています。

 

私は少し離れた洗い場だったので、Bさんの居る浴槽を離れましたが、

Aさんの話し声は、よく聞こえてきました。

Bさんはそれでも黙っています。

Aさんは先ほどの自論を展開しているというか、繰り返しています。

Bさんは黙って、Aさんをやり過ごしているかのようでした。

 

 

この日から、ずーっと、否、たまにだけど、思い出します。

あの光景を。

 

なぜだろう?

 

Aさんは、80数年、清く正しく美しく生きてきて、確固たるものがあるんだろうな?!

 

そしてBさんは

Aさんの思いやりの名の下での攻撃を、困り顔でやり過ごしていたけど・・・私が思うほど深刻に捉えてはなかったような?・・・

 

そう、Aさんの独善的な話を苦しがっていたのは、私だったのでは????!!!と思い始めました。

 

 

 

今日の独り言は

このくらいで・・・

 

ありがとうございました。

 

独り言

 

☆今まで「70歳」というテーマで、

来年満70歳を迎える私の「今」と「昔」を絡めて書いたり、語ったりしてきました。

 

 

やがては全てが、消えるものですが

 

やっぱり

残してみたかったり、言ってみたかったり

どうしてもあがきたくなります。

 

 

新年ということもありますが

「70歳」という題を変更します。

 

昨年末から、なんとなく・・・

年齢という数字にこだわらなくてもいいかという気持ちになりました。

 

これまで、本や映画やテレビ番組に触れながら、

今感じることを述べてきましたが、

 

評論でもないので、

新しい題名は

「独り言」にします。

 

 

☆前回のポッドキャスト配信やブログで

年末年始やクリスマスのイベントなどから、解放されていると言いました。

 

そう、

言葉で書いたり、言ったりすると

なお一層、私の頭の中で、

その意識が確固たるものになり、

肩こりのような重さがなくなりました。

 

 

例年になく、首こりや肩こりのない年明けになりました。

 

一応世間に合わせて、

人に会えば「おめでとうございます」

「本年もよろしくお願いします」と挨拶しました。

 

で、ふと感じたのですが・・・

例年と同様の言葉を吐きながらも

気分が新鮮でしたし、ちゃんと言おうと、意識したことは

とても不思議な感覚でした。

 

 

☆ここ数年、

私からの賀状は書いていないのですが

 

それでもいただいた賀状には

「寒中お見舞い」でお返事しています。

 

先方のお顔を思い浮かべながら、手持ちのハガキを選んで、

賀状よりはちょっとだけですが、多めのメッセージを書いています。

 

「寒中お見舞い」なので、焦る必要もなく、時間がかけられるので、送る相手の顔や思い出に浸って書くのもなかなか楽しいものです。

 

 

 

☆ハガキといえば・・・

 

娘は東京の自由学園の高校に進み、

そのあとアメリカにいく準備の1年、

合わせて4年を東京の寮で過ごしました。

 

自由学園の後半と留学準備の合わせて

2年くらいでしたか?

 

私は、娘に、毎日一枚づつのハガキを書いて送っていました。

 

朝、最寄りの駅まで高校生の息子を車で送った後、

駐車場に停車させて、ハガキを書いてポストに・・・が多かったですね?!

 

自由学園へは

本人の希望もありましたが

私と、主人の母の希望でもありました。

 

大学から東京に・・・が普通なんでしょうが・・・

高校の学費に加えて・・・寮での生活費など、

経済的には大変でしたが

自由学園で学ぶことは大きいはず、という考えがありました。

 

 

とはいえ、早すぎるかもしれない娘の自立に

「核」だけはしっかり伝え続ける必要があると思いました。

 

その方法が「一日一通」だったんです。

 

「あなたは大塚家の一員だよ」と言い続けるだけが親のつとめと思っていたので、ハガキを出すことで伝えようと思ったわけです。

 

あとは、勝手に育っていくはず・・・とも思いました。

 

 

ということで、娘が捨てずに東京から引き上げてきたハガキを、押入れから出してみました。

 

結構なハガキの数に、投函した私もびっくり!

 

時間のない中に書いていたはずなのに・・・ハガキ面!

 

娘のことを気遣う手紙というよりは・・・私の日記でした。

 

 

「大塚家の一員」だけでなく

 

今、思えば・・・私の「押し付け」でした。

 

 

 

あとで教えてもらったことですが、

 

「一日一信」(毎日一通の手紙を書いて送る)それを1000日続ける修行があるというのです。

 

私は2年くらいなので、1000までには届いていません。

つまり修行も道半ば・・・

 

「だから悟ってないんだ」ということですね。

 

ブログとポッドキャストでの「独り言」は続きます。

よろしくお願いします。