☆今日は大晦日
ここ数年、年末といえども普段と変わらぬ日々、時間を過ごしています。
夫婦だけで過ごすようになって、行事的なことから解放されました。
「クリスマス」も「大掃除」も「おせち作り」も「子供たちの帰省」も無ーーーしです。
少しだけですが、
お仕事も、夫婦して年末年始も入れました。
ある人は、「そんな生活、寂しいんじゃない」と言ったりするんでしょうか?
ちょっとした寂しさはある??
この上ない「解放感」の方が強いかな?!
淡々と自分の生活や、やりたいことに没頭できる喜びを感じています。
子供が小さい頃、思春期を迎えた頃、常勤の仕事をしていた頃と、
思い返してみても、
何かにせっつかれるように、あるいは何かに枠を決められるように暮らしていたような・・・
そしてそれらに合わせられない自分に腹立ち、あるいは「みんなやっているのに・・・」と思ったりして、苦しかったなーーーと思い返しています。
ここ数年、「適当でいいや」「やりたければやる」という感じに思った時、長年背負ってきた肩こりがスーッと楽になりました。
それでも
長年体に染みついた「クリスマス」や「お正月」は
身体に、そして脳にあります。
ちょっとお正月やクリスマスの雰囲気を味わいたい時は
テレビを観たり、街に出たり・・・
幸か不幸か
コロナ禍以降、街でも、無駄な騒がなくなったようで・・・
元来、一人遊び好きの私としては気楽な世の中になってむしろホッとしているところです。
☆そう、先日、映画を観に鹿児島市まで行きました。
ゆったりした時間の流れる映画を観た後、
何か食べようと、繁華街をぶらぶら・・・
今夜はクリスマスイブだったと思い出しました。
が・・・繁華街のアーケードにちょっと電飾があるくらいで、
クリスマスソングも流れていないし・・・人通りも少なくて・・・
クリスマスイブに、老夫婦で立ち寄ったのは鰻屋さんでした。
想像以上に、そこそこのお客さんが入っていて・・・
クリスマスイブに鰻を食べる人たちに何やら親近感を持ちました。
☆先週、ブログとポッドキャストで
ドラマ「いちばんすきな花」を取り上げました。
大きな盛り上がりもないけど、
一人一人の台詞や仕草が魅力的でした。
ある人が「随筆のようなドラマ」と言った言葉にも触れました。
このドラマが若者が主役を務めていました。
なぜここで、先週触れたドラマを話題にするかと言いますと、
クリスマスイブに観た映画は
「高齢者の随筆のような・・・映画」だったからです。
役所広司主演の「PERFECT DAYS」です。
そう、随筆のような映画でした。
小さな出来事はあるものの、淡々と日常を描いているのです。
特に印象的だったのは
毎朝玄関を開けた時の主人公の静かな笑みです。
特に前半は台詞が少なく、
観ている側が、
この人はどんな歴史があって、どんな性格なんだろう?と想像を掻き立てられます。
主人公ばかりでなく、あの人やこの人はどんな人?どんな思い?・・・と言う具合に・・・
観た直後は心地よい感覚のみで、感想も出なかったのですが
翌日、翌々日と・・・何度となく出演者の表情とか情景とかが思い出されるという不思議な映画でした。
☆BS番組を観ていたら、「昭和の歌謡曲100曲のCD」のCMがありました。
昔の流行歌はみんながみんな知っていたので、
私でも流れる歌のほとんどを口ずさむことができました。
売り手の目論見に引っ掛かるように、「欲しい」と思い、ネット検索しかかりましたが・・・
購入の優先順位が上位ではないと、思いとどまりました。
もし、何かの折に、娘が「何か欲しい物ある?」と訊いてきたら、
これをリクエストしましょう。
☆NHKのTVを観ました。
1960年代「なかよし」や「りぼん」など少女雑誌の表紙絵で、一世を風靡した田村セツコさんを扱ったTV番組でした。
「なかよし」「りぼん」はドンピシャ世代です。
表紙絵は私の胸をくすぐりました。
現在85歳の田村さん、
創作活動の傍ら、6年間にわたり母とパーキンソン病の妹のダブル介護も経験したそうです。
周囲の人が「大変」と言う中、
好奇心で“楽しい介護”を探求したというのです。
そして、「孤独」についてもとてもポジティブな言葉を言っていて・・・
読書リストに田村さんの本も加えてみようと思いました。