最近、フィッシング詐欺に引っかかりそうになりました。
半分引っかかったようなもんですが・・・
とても恥ずかしいような、
こんだけ話題になっているのに・・・
おバカじゃないの?!と
言われそうです。
特に、Amazonは書籍はもちろん、Kindle、トマトジュース、アーモンドドリンクなどの定期購入、その他、その都度、大きなサイズのお味噌やリンゴ酢やサプリなど日常使いに利用しています。
ネットをかなり使っているものですから
フィッシング詐欺にはかなり気をつけています。
毎日大量に送られてくるフィッシングメールを
メールホルダの「ゴミ箱」にせっせと投げ込んでいます。
友人にも「こういうのは気をつけよう」「これはスルーしたほうがいいんだよね」等と情報を共有して、注意しています。
ある夜、臨時収入のギフト券で焼肉店で、
注文のお肉を待っている間に、何気にのぞいた受信ホルダ。
Amazonからのメールが入っていました。
✴︎「日頃Amazonのご利用ありがとうございます。」から始まりました。
・・・・
✴︎お客様が利用されていない端末からのアクセスがありました。
とか、このアクセスが万一心当たりのない場合には・・・とか・・・オンラインでの本人確認に以下のURLへ云々
✴︎このメールを受信してから48時間以内に認証を完了してください。
そうしない場合、お客様のアカウントは一時的に凍結される可能性があり、正常な利用ができなくなります。
✴︎サービス提供会社:アマゾンジャパン合同会社
東京都目黒区下目黒
1-8-1
7153-0064
お肉が来るまでの短時間に見ただけで何気に心がざわついて・・・
帰宅してから、いつものようにiPadを開いて、さっき焼肉屋さんで、iPhoneで見たメールを探しました。
「あれ?ない」
AmazonのアカウントはiCloudのメルアドなので、iPadのメールホルダーに入っているはずなのです。
「ない」と思った時点で、普段なら怪しむはずなんです。が・・・???
何をどう、勘違いしたか、
あるいは、ざわついたままの心理状態で、iPhoneのメールホルダの中の
先ほどのメールばかりに目が行ってしまいました。
そう、それだけに頭が支配されていたという感じでした。
そして、ほんのちょっとだけ?マークもよぎりながらも、
普段やり取りするAmazonのそっくりフォームに入力して、
ログインも完了して・・・さまざまな記入欄に入力して、カードの入力をしてしまいました。
そう、してしまったのです。
そして、最後の段階であるApple Payの認証コード入力という段階になって、
流石の私も目が覚めました。
「怪しい」が「これは完全に詐欺」という確証になりました。
カード会社に電話して、カードの差し止めをお願いしなくちゃ!
ということはわかっていたのですが、それに踏み切れずに
「どうしよう」という思いだけが
頭の中をぐるぐる回っていて・・・、
前へ踏み出せなくなっていました。
やっとの思いで、息子に「今電話していいか」と連絡して、
すぐに息子と電話ができました。
ドキドキしながら、経過を説明しました。
息子は、「カードの差し止めと再発行、使用されているかもしれないので履歴を尋ねる」と、“まず行うこと“を示してくれました。
「やっぱりそうだよね」
息子に電話をする前から、やるべきことはわかっていたのですが、
ただただ狼狽えて、行動することと、思考が停止してしまっていたのです。
息子の言葉で、覚悟ができて、電話を切って、カード会社に連絡をしました。
オペレーターの女性にまず、
「詐欺に引っかかったようで、何やら気持ちだけが焦っていて、うまく説明できないかもしれないのですが・・・」と前置きすると
「大丈夫ですよ」と言葉をかけてくれたので、
順序立てて説明することができました。
無事カードの使用を止めることができました。
翌日、再度、カード会社から、
「第三者による不正利用の可能性を検知しましたので・・・」という連絡があり、
電話をして、昨日の経過を説明をしたところ、こちらも親切に対応くださり、「早めに気づきカード使用を止めてよかったです。」「大丈夫です」と言ってくれました。私自身わかりきっている注意事項も再度承りました。
カードでサブスクリプションや通販を行なっているので、新しいカードが来てから、各方面はの手続きが面倒ですが、やることは明確なので、こなすだけです。
あとで考えれば、今までの私が行なっていた注意点をしっかり守れば・・・何にも問題ないことなんですが・・・
何故、そこに向かわなかったのか?自分でも不思議です。
老人だから、引っかかったのか?
以前、電話での詐欺をしっかり撃退できた自信が
かえって「私は大丈夫」になっていたのかな?
「だから私はネットを使わないんだ」とか「嫌いなの」と言う友人もいますが、
私は、多くの恩恵も受けているので・・・・注意しながらこれからもネットを使っていくことでしょう。
無事カードの停止を完了して、ひと段落した時、
「俺も同じことがあったら危なかった!気をつけよ!」と息子のラインが来ました。
叱られる言葉を覚悟していただけに、嬉しく思いました。
という、苦ーくて、黒いシミのような出来事が、
前回のブログとポッドキャスト配信後にありました。
この黒いシミは漂白剤でも落ちそうにないので、これからも「嗚~呼」とため息をつきながら、見つめることにします。